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生活において

君のその前髪も少し伸びてきたね
そんなことを言って笑っていたんだっけ
思い出せないよ。忘れたことなんて
無いからね。時計は止まったままみたいだ

子供の頃はもっと
大人になるのって簡単な事だって
思っていたよ。ずっと。ずっと。
勘違い。勘違いばかりだ

代わり映えのない日々
良くはならない生活と
時給1200円のコンビニ夜勤に
嫌気がさす

君のその前髪で隠れた嘘たちは
誰のため、何を守るためのものだったの?

物語にするような劇的なことも
君が居なければ

代わり映えのない日々
欲は減らない生活と
伸びすぎた前髪で
見えなくなった幸せも

生活はどうだいきっと
少しはマシな明日は来るかい?
生活はどうだいずっと
僕が居なくても上手くやれてるかい?

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